初期対応のアドバイス 5-3

天井から水滴が垂れてきている

プロのアドバイス 5-3

  
ヒュームフードが設置されている部屋と外部との温度差が大きい場合、ヒュームフードから排出された空気がダクト経路で冷却されて結露が生じることがあります。
寒冷地では特に起こりやすいので、熱伝導率の低いダクト材を使用したり、保温などの対策が取られています。
湯煎をかけたり加熱・蒸発を伴う実験では、この現象が更に起こりやすくなります。
この場合は自然現象として起こるので、ヒュームフードのせいとは言えません。
設備的な改善や、水滴を集める機能などの追加が必要です。
一方、ヒュームフードの上部にスクラバーが組み込まれている機種では、スクラバーが詰まったりパッキンの破損により液が漏れてくることがあります。
 


初期対応のアドバイス 5-3

  
液ダレや水漏れを発見したら、直ぐに原因追求をすべきです。
実験室の管理者や設備の管理者に相談して原因を調査しましょう。
作業時は適切な保護具を着用し、注意して実施しましょう。
 
解らない場合は、点検業者やヒュームフードメーカーに相談しましょう。